3月3日 週足の様子

USDJPY(111.93)は3日連続の上昇で、値幅がでてきた。週足も買いを示唆。金曜日は週末のポジション調整で112円台を見た後111円台で引けたが、週初からドル円は上値トライを予想する。戦略としては1日に考えたシナリオ通り、112.20-30でロング利食い。30-60では売りあがってショートメイク。ストップは113.00。下落を開始した場合は111.70-80でショート利食い。111.40-70で買い下ってロングメイク。ストップは111.15とする。ドル円が111-113で推移するうちはこの戦略でいきたい。最終的には111円を下抜けると思うので、ロングのストップを111.15に設定するのはそのため。111円割れに備える。
クロス円は一括りにして上昇下降を論じることができない状況。例えばEURJPY(127.20)は上昇トレンドに乗ってきている印象を受ける一方で、GBPJPY(147.88)はもうすでに良いところまで上昇してきてしまっている印象。AUDJPY(79.24)とNZDJPY(76.08)は上昇気流に乗り切れない印象で、CADJPY(84.13)については下落に転換しそうな兆候まで見える。要は通貨ごとにまちまちで、円は確かに弱いのだが、全面的に弱いかは微妙な状況。
USDについて言えば、対円では強いが対GBPではやや弱い。その他の取引対象通貨に対しては全体的にもみ合い継続の状況となっている。従って、EURUSD(1.1362)については1.13台のもみ合いを継続。たとえまた1.12台に行くにしても1.14台に行くにしても、その先に1.1200や1.15台という強力なサポートとレジスタンスが控えている。この通貨ペアについては当面まともに相手をしない方がいいだろう。GBPUSD(1.3211)は短期的には上昇が調整に入る可能性が高いが、下落に転換するとはまだ言い難い。ただAUDUSD(0.7079),
NZDUSD(0.6796),USDCAD(1.3295)にも言えることだが、目先はUSD上昇の可能性が高い。ただこれがトレンドになるかと言うとそうではなく、まだもみ合い継続と考えた方が今の段階では妥当と思われる。
EURAUD(1.6050)やEURGBP(0.8608)などのEURクロスにおいて、EURJPY同様の上昇あるいは反発が見られる。EURとUSDは当面互角の強さで推移しそうだ。
ということで、まとめるとUSDJPYとEURJPYのロングが目先は有効なトレードに見える。すでにシナリオができているUSDJPYの方をメインにトレードしていく。