4月11日9時00分

ドル円(111.00)は短期のターゲットにした110.75には届かなかったが、緩やかなダウンチャネルに沿って下落している。この短期トレンドが生きているなら、本日は昨日の
高値は越えない程度の反発しかないはずだが、果たしてどうか。EURJPY(125.19)をはじめとするクロス円は、夜中に下落したもののFOMCの議事要旨をきっかけにドル売りの流れに変わり、反発してしまった。取引対象通貨のほとんどの国がハト派ということなので、対ドルの方向性がいま一つはっきりしない。EURUSD(1.1278)にしても、金利をこれから下げるかも知れない国と、上げはしないけど低金利を今年後半までは維持しようという国の、あまりぱっとしない政策の国どうしの売買なので、こんな形で1.12台のもみ合いになってしまうのだろう。EURJPYのショートは適当なところで手仕舞いする。
先ほどBREXITの期限をEUが10月31日に決めたということだが、GBPの反応はいまひとつだ。BREXITを材料とする値動きは新鮮さがなくなり、ぱっとしない動きが秋まで続くの
かも知れない。ドル円もリスクオフでの円高は続かない見通しになった。ただ日本は金利を下げたくても下げられないので、金利差は縮小傾向となりゆっくり円高が進む可能性は高いと思われる。