5月10日8時45分

昨晩のドル円(109.79)は109.50をめぐって興味深い攻防が繰り広げられて、なかなか床に着けなかった。109.50をつけるのにはとにかく時間がかかった。執拗に売り方がつぶそうとトライしたが、109.51やら52での買い方がしぶとく、109.50台での攻防が続いた。そしてついに夜中1時頃109.50がつぶされたが、109.47か48が売られただけであっさりまた50台に戻ってしまった。その後トランプ大統領のコメントが、買い方のタイミング良く発表されて反発。109.70がついたところで、とりあえずこの109.50の闘いは買い方が勝ったかたちとなり、このレベルは大きなサポートポイントとなったと思う。
本日はまた米中貿易関連のヘッドライン待ちとなる。昨晩の攻防でAUDJPY(76.72)は手仕舞い、ドル円のショートもだいぶポジションを落とした。本日110円台に戻るようなら今週継続してきたドル円下落のリズムが一旦崩されるかたちとなる。その場合、短期的には110.50から111円手前ぐらいまで戻る可能性がある。今週はここまで何とか下落のパターンが続いた。今日は金曜日だし、米中貿易交渉の行方に注意を払いつつ、ここはちょっと肩の力を抜いて臨みたい。