5月26日 週末の戦略メモ

残念ながら日足ベースでのきれいな下げパターンが崩れ、GBPUSD(1.2711)は次のステージに入ったようだ。ボラの高い乱高下が予想され、適切なタイミングで入らないと思わぬ損失を招くことになる。今後は注意してトレードすべきだろう。
このGBPUSDの下げパターンの崩れはAUDUSD(0.6928)とNZDUSD(0.6551)にも見られ、日足週足で反発の兆候が見られる。これは今までのドル上昇のリズムに変調をきたしていることを意味している可能性がある。今後、全体的なドル下落を頭に入れておく必要がありそうだ。
ドル下落の兆候はEURUSD(1.1205)にも見られる。低金利やファンダメンタルズの悪さにもかかわらず、まあEURGBP(0.8816)とEURAUD(1.6173)の買いに支えられたということを差し引いたとしても、この時期に1.1100を割れないEURUSDをどう解釈すべきだろうか。昨年の今頃のEURUSDは、レンジ相場を終えて1.20を割れて夏に向けてきれいな下げ相場を演じている。今年はこのままの膠着状態が続けば、ドル売り相場によるEURUSDの上昇も十分にあり得る。
ドル円(109.29)とクロス円は1月3日のフラッシュクラッシュを除いた安値圏を突破するか、サポートされるか微妙なところにきている。ドル売り局面ではクロス円はドル円次第となると思うが、ドル円はまだ先月GW前に112.40を見た後のダウンチャネルに入っている。先週111円手前で失速し、このチャネル内の動きになるとすると、これから109円割れする可能性が高い。まあ割れたとしてもとりあえずは、108円前半から半ばまでの動きとなると思われるが、消去法でこれからしばらく一番トレードし易い通貨ペアとなりそうなので注目したい。