6月30日 今週のFX戦略

USDJPY(107.93)
 週末の米中会談で貿易戦争が回避されたことで、ドル円クロス円は月曜日にはマドを開けて上昇して始まる可能性が高くなった。とは言っても問題の収束からは程遠い状態で、戻りは結局売られるものと思われる。ドル円はまだダウンチャネル内にあって、その中での反発となる模様。とりあえず先週の高値近辺の108.15あたりから108.50ぐらいまでの戻り売り。108.80を抜けてこれがサポートになるようならショート撤退。
EURJPY(122.70)
 しばらくは上昇目線で見たい。戻りの目途は124.50-125.00。トレンドは下落方向にあり、125円手前ではショートしたい。本格的な下落は121円をクリアに割ってから。
GBPJPY(137.03)
 5月からの下落局面が終了して調整局面。137円半ばを上抜けすると138.50-139.00ぐらいまでの上昇もあり得る。下落トレンドは135円半ば下抜けで再開。それまで様子見。
AUDJPY(75.77)
 ダウンチャネル内にあるものの、今週は買いが優勢と思われる。76円半ばあたりまでか。ただ火曜日のRBAで利下げが見込まれるので、そのあとの値動きを見たい。74円割れで下落再開となる。
NZDJPY(72.50)
  依然としてダウンチャネル内にいるが、今週は買い優勢。73.70近辺にマドがあいたままになっていて、それを埋めようとする動きになるかも知れない。どこまで上昇するか様子見したい。
CADJPY(82.38)
  長期ではダウンチャネルの上方に位置しているが、当面触りづらい感じ。84円乗せまでショートは見送るべき。
EURUSD(1.1370)
 1.14台をつけた後、1.13台後半でのもみ合いを続けているが、今週中には上昇継続か下落に転じるかはっきりする模様。全体の流れとしては今週下落したとしてもどこかで反発上昇する可能性が強い。下落なら1.1250-1.1300で買い。上昇なら1.1415上抜けですなおに1.15狙いで買っていきたい。
GBPUSD(1.2696)
 5月からの下落の後、調整局面に入っている。戻しの目途は1.2850-1.2900。そこまで戻ればショートしたいが現状レベルは静観したい。
AUDUSD(0.7020)
 短期では上昇基調だが、中長期はまだダウントレンドを継続している。0.70台後半は一旦ショートしたいが、0.71台にしっかり乗ってくるようだと要注意。火曜日のRBA後の値動きに注意する。
NZDUSD(0.6715)
 10営業日連続で上昇を続けている。ただし長期ではまだダウンチャネル内にいる。0.6720-0.6800のレジスタンスは強い。0.67半ばからショートを構築したい。
USDCAD(1.3095)
  中長期の上昇トレンドから高値圏もみあいを経て、下落トレンドに移行したと思われる。引き付けて売りたいがなかなか戻らない。1.3200近辺が精いっぱいかも知れない。
EURAUD(1.6193)
 4月から続いた上昇チャネル内の動きを下抜けした。1.60半ばぐらいまでの下落を予想する。1.6250ぐらいの戻りがあればショートしたい。ただしダウントレンドに移行したわけでなく、もみあいとなる可能性が高いので、欲張らないのが無難だろう。
EURGBP(0.8953)
 0.89台での滞空時間が長くなってきた。0.9000トライは時間の問題だろう。ただしポジションは持たず見物に徹する。0.90台に乗せるとEURGBPは歴史的にボラティリティが非常に高くなる傾向がある。伸びきったところはショートだがロットは小さく留める。


まとめると今週は米ドルの戻り売り、クロス円の戻り売りとなる。ただしクロス円については十分引き付ける必要があり、火曜日に利下げ期待のあるAUDJPYとAUDUSDの動きには注意が必要。トレードの中心はUSDJPYとEURUSDになる予定。USDCADも戻れば必ずショートしたい。