8月14日夜中

ついに待望のEURUSD(1.1146)の下落が始まった。と、思う。昨晩米国の中国に対する関税第4弾の延期のニュースで、結果的にEURはAUD,NZD,CADに対して一時的とは言え、下落したのだが、本日円に対しても再び下落を開始した。対ドルで1.1200近辺でもみ合ったエネルギーの蓄積は大きく、EURUSDはとりあえずは1.1100をトライし、これをブレイクしていくものと思われる。1.1250は大きなレジスタンスレベルとなった。
EURが売られる材料が多いにも関わらず、これまで下落をしなかったのは、おそらく、米債償還と利金の円転と同様の、EUR買いのレパトリ玉があったのではと推測する。とりあえず今日明日のEURの買い需要がピークを過ぎ、ここからは素直な値動きになることを期待する。
ここのところCADJPYのショートや今回のEURUSDのショートといった、少し我慢しなければならないポジションを持ってきた。どちらも最終的に正解だったのは良かった。一方で、目先の強弱やマーケットのポジションを深読みしすぎる従来のトレードは、自分の本来のスタイルではあるものの、この方法は今の相場では難しくなったと感じている。これからはこの従来スタイルのポジションは自分の中で激減していくと思う。
自分のトレード手法にも変化が見られ、今回のポジションがちょうど一段落したこのタイミングで、ちょっとこのブログもしばらく休止しようと思う。このブログは本来自分自身の記録のために始めたが、最近は読んでくれる人も多くなって、ちょっと格好をつけるようになってしまい、本来の意図とちがう方向に進んでしまった。ここらで一旦見直しをしたい。
このブログを1年半続けて、またツイッターとも連動させるようになって、様々な人のブログやツイートに触れる機会を得た。自分は銀行での30年にわたるトレード経験から、どのコメントを見るにしてもプロとして、上から目線で見ていたことが多かったが、
FXが始まって10年以上がたち、独学と自らのトレード経験で、自分の手法を確立して成功している人がおおぜいいることを知った。そのような人たちの中で、ただ銀行でプロトレーダーだったという自負だけで、研究を怠り、高慢にもブログを書き続けてきた自分をちょっと恥ずかしく思う。
それでも本日、タイの友人が私の相場観で円売りがうまくいったと感謝のメッセージを送ってくれた。自分のためだけでなく、ちょっとは人の役に立てていたのなら、このブログもそんなに悪いものではなかったかも知れない。