3月1日 今後のドル円

2015年8月24日のロンドンタイムでのドル円の急落と、その後のドル円の値動きをよく調べると、今回の1月3日とその後の値動きに共通点が多く、とても興味深い。2015年の時の
その後の値動きを今回の動きに当てはめて、今後3か月のドル円の動きを予想してみる。
まず、昨日からの上昇でドル円が111円台にしっかり乗せたことは、とても重要だ。早ければ本日あるいは来週のうちに、112円乗せがあり、112.50近辺のトライもあるかも知れないが、その後111.30-40近辺まで反落する。その後再び反発し、次の112円台でおそらく112.80あたりの高値をつけると思われるが、終値ベースで113円に乗せることはない。そしてまた111円台へ下落し、111.50-112.50ぐらいのレンジ内の動きを、1か月かそれ以上続けることになる。つまり3月中はこのレンジが中心の動きとなる。おそらくその間、111円を下抜けすることはない。期が熟してくるとついに111円を割り込み110円台前半あたりまで下落する。その後また111.50-112.50ぐらいまでの反発が1度あるかも知れないが、それがおそらく最後の反発で、ドル円はその後下落に向かう。
ここまでのシナリオに、2015年はおよそ4か月かかっている。今回はここまでの値動きが前回よりおよそ半月早く起こっている。ということで、今回は4月中旬から下旬にかけてまでで、これらの値動きが発生するかも知れない。まったく同じシナリオはあり得ないが、ここまで類似点がとても多いのではずれが確認されるまで参考にしたい。もし今回113円にドル円が乗るようなことがあれば、このシナリオははずれで廃棄したいと思う。