5月12日週末のメモ

先週111円台からマドを開けて下落を続けたドル円(110.98)だが、週足では必ずしも下落継続を示唆していない。日足でも109.50が大きなサポートに成長し、2度そこで跳ね返されている。ただこの2回とも夜中の出来事で、米中協議で楽観的なニュースが流れて株価が急回復したもの。金曜日NY午後の反発は、しかしその後発表された対中関税第4弾を消化しているのか、あるいはまったくしていないのか不明。月曜早朝には再びマドを開けてドル円とクロス円がスタートする可能性があり、現時点での予測はあまり意味をなさないと思われる。ただし日足ベースではまだダウンチャネル内にドル円はいる。戻しはあるとして111円手前までと予測。再び111円台に戻るとまた1からやり直しの相場となる。
ドル円がこんな調子なので、クロス円も月曜日の相場を見てから考えたほうがよさそう。
ドルストレートはGBP(1.3000),AUD(0.6998),NZD(0.6698),CAD(1.3414)に対してやや上昇傾向だが、対EUR(1.1233)では下落傾向で、全体としてはどちらか大きくポジションを傾けて売買する根拠が欠落したマーケットとなっている。
今年に入りフラッシュクラッシュがあったりしたものの、私が今までトレードしてきた主な通貨ペアにおいて、ボラティリティが絶対的に低下している。本来短期のデイトレードを得意とする私にとって、これは死活問題である。今までの主要通貨のスイングトレードを継続しつつ、毎日のGBPクロスのデイトレードを開始しようと考えている。この2-3か月観察を続け、実際にトレードもしてみたGBPAUDを対象として考えている。GBPAUDのボラティリティは他の通貨ペアよりはあるのだが、それでも私が現役時代の全盛期のドル円よりも、現在のGBPAUDのボラティリティはかなり低いと思う。