6月2日 週末の戦略メモ

金曜日の相場は円全面高となった。ドル円(108.31)はついに109円を割り込み、下落が加速した。クロス円も大きく下落した。ドルは対CADを除いて主要通貨に対して下落し、EURUSD(1.1169)は1.11を下抜けることがなかった。
この日の対円と対CADを除いたドルの下落は、日足ベースでは続落の可能性があるものの、週足ベースではまちまち、月足ベースではドル高の転換を示唆するものには全くなっていない。今月も全体的なドルの強さは継続し、GBPUSD(1.2627)の下落継続とEURUSD
の1.11割れもまだまだ可能性が残されていると思われる。
ただ金曜日の109円割れで、相場の主役は再び円に戻りそうだ。ドル円は定石通り109円前半が大きなレジスタンスになると思われ、月曜日も戻りがあっても108.70-80ぐらいから重いだろう。ただ生保をはじめとする機関投資家の買いが厚いことは、ずっと言われてきていて、それを当てにした買いもでるために、下落も一筋縄ではいかないだろう。ただしドル円の大きな流れは下に向かっていると思われ、何度も小さなショートスクイズを繰り返しながらの下落になると思われる。反発したところだけ静かに売っていくべきと思う。
クロス円も月足週足ベースで、さらに下落が予想される。これも戻り売りで対応していく。GBPJPY(136.78)とEURJPY(120.96)の下落余地が大きいと思われるが、個人的にはEURJPYのショートを継続していきたい。
金曜日に109.15割れでドル円を多少ショートし、EURUSDのショートに見切りをつけてその分でさらにドル円を売り乗せた。月曜日の朝、もしクロス円とドル円が売られるならそこは多少買い戻したいが、戻ればさらに売り乗せしていきたい。