7月11日9時30分

ドル円(108.18)は昨日、何度も109円に肉薄しながらも到達できず、21時半のパウエル議長証言テキストで失速。その後全体的にドル安の流れになった。大きなサポートをブレイクした後、戻りの鈍いAUDUSD(0.6965)をそのままにして、ドル円をドテン売り越し、結果的にAUDJPY(75.36)のショートとドル円の少額ショートにしたが、ドル円は先ほど手仕舞った。手仕舞いはしたが、これで109円への戻りの可能性はなくなったと思う。本日は108円割れれば107.80近辺までの下落もあり得るが、108.00近辺で跳ね返されれば再び108.50近辺で売れると思う。
75円後半が重かったAUDJPYのショートは継続。74円台での買い戻しを狙う。その他GBPJPY(135.30)をショートしようと思う。機が熟してきたようだ。大きく下落する可能性がある。EURJPY(121.79)はEURがUSDをはじめGBPやAUDに対しても強いので見送り。
市場はFEDの25bpの利下げはすでに織り込んでいたと思うのだが、50bpの利下げかその後のさらなる利下げを予測し始めたのかも知れない。昨日の証言では月末までまだ重要な指標がたくさんあるということで、25bpの利下げ以上のことは踏み込んでいないと思う。
本格的にドル売りが再開するのか注視したい。ただしあまり金利に対してこれ以上対処できない円はこれからまだ買われると思う。