1月3日23時30分

本日は104円台まで急落したドル円についてのコメントをたくさん読んだ。FXの主要
通貨ペアでの急落なのでドル円の急落についてのコメントが多いのは当然なのだが、よくよく考えると例えばドル円の104円台というのは、昨年3月に見た「最近」のレベルで
あり、EURUSDの1.13台にいたってはほとんど何も起こらなかったに等しい。しかし、AUDUSDについて言えば、今朝これは0.67台まで下落し、これが実に10年ぶりの安値である。本日のドル円とクロス円の急落でもAUDJPYの下落率が突出していて、これが70円台をつけた時には、EURAUDもGBPAUDも一時急騰している。ということで、今回のドル円やクロス円の下落の一番の犯人はAUDJPYのロングの投げだったのではないかと思っている。
ドル円は今のところ108円手前までの反発で頭を押さえられているが、AUDUSDは急落
前のレベルにまで戻っている。ドル円はまだ下落の可能性が高いと思うが、ドル全体が
今年下落していく可能性を考えると、まだ断言はできないが、2016年10月の東京の朝のGBPUSDが急落した時のように、AUDUSDは本日大底を打った可能性もある。AUDUSDが再び0.69を割っていくのか、それとも0.71へ回復していくのか、今後のドルの値動きを
考えるうえで注目に値すると思う。ドル円以外の通貨ペアにも十分目配りして今月は
トレードしていきたい。